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水野加津人

骨盤のゆがみの直し方(2)

こんにちは、健康ライフデザインの水野加津人(かずと)です。


自分でできる痛み解消、体から心を整える方法など、40歳からのあなたに合った健康で美しい体つくりを応援しています。

先日は、骨盤のゆがみには3つのタイプがあり、そのゆがみが起こる原因と、生活習慣、その解消法について、お伝えしました。


今日は、その2回目です。



●あなたは、自分の骨盤のゆがみがどのタイプなのか、知っていますか?

骨盤のゆがみは、次のように大きく3つに分類されます。


タイプ1:骨盤が前に傾いている

タイプ2:骨盤の左右の高さが違う、もしくはねじれがある

タイプ3:骨盤が後ろに傾いている



今日は、タイプ2について、そのゆがみが起こる原因と、生活習慣、その解消法について、書いてみますね。



タイプ2は、骨盤の高さの違い、ねじれです。

骨盤の高さが左右で違う場合、ねじれが自然に起こりますので、高さの違いとねじれはセットだと思っておいてください。


まずは、自分の骨盤を確認してみましょう。



●タイプ2のセルフチェックの方法


〈チェック1〉

まずは、女性の皆さん用です。

スカートを履いて歩いている時に、気がついたら中心がズレていませんか?

ここからは、男女共共通です。

〈チェック2〉

ズボンのスソの長さが 、左右で違うということがありませんか?


〈チェック3〉

靴の裏を見てください。靴底のへり具合が左右で違っていませんか?


〈チェック4〉

イスに座っていると足を組みたくなりませんか?そして、組むときはいつも同じ方の足を上にしたくなりませんか?

〈チェック5〉

肩にカバンをかけるとき、いつも同じ方にかけたくなりませんか?

〈チェック6〉

鏡で、おへそをみてください。体の中心にありますか? へそが左右どちらかにずれていませんか?日本人は、右にずれている人が多いようです。



もし、1つで当てはまれば、タイプ2の可能性が高いです。



●なぜ、骨盤がゆがむの?

骨盤をはじめ、体のゆがみの原因のほとんどは、運動不足や、偏った動き、同じ動きを繰り返すといった動きに関することと、同じ姿勢を取り続けていることなどが原因で起こります。

そして、最初は少しだったゆがみが、長年同じような行動を繰り返していくうちに習慣となり、どんどん大きく、そして固定化されていってしまいます。さらには、体の上半身や下半身へも広がっていき、ねこ背やストレートネック、O脚などにもつながっていきます。


また、ゆがみを放ったままにしておくと、体のあちこちに負担がかかり、それが積み重なって痛みや不調、やせにくいなどの問題へと発展していきます。



では、どんな生活をしているとタイプ2になりやすいのでしょうか。


【タイプ2になりやすい日常生活】


1.座るときに、足を組む

2.カバンを同じ方の肩にかける

3.体の片方だけを使う作業を繰り返す、ベルトコンベアーで同じ方向へに荷物を移動する

4.パソコンを机の横において使っている

5.ゴルフやテニスなど、体の片方だけを使うスポーツを良くおこなっている。


1と2は、そもそも、骨盤が不安定で、自然に足を組みたくなる、反対側の肩にカバンをかけると歩きにくいといった症状があります。


この場合の対処法は、一般的に言われている、足を組まない、反対側にカバンをかけるではなくて、そうしたくなる原因となっている、骨盤の不安定さを治すことが大切です。不安定なのをガマンして、がんばっても続かないですし、かえって、他のところのゆがみを増やす!なんてことにもなりかねません。



●よくある症状としては、体の片方だけの痛みです。

見た目は、肩の高さが違う、首が横にズレているといったことも起こります。



●大切なこと、骨盤のゆがみは、股関節のゆがみ。


ご存知でしたか?

骨盤のゆがみは、股関節のゆがみとセットです。股関節は、太ももの骨と骨盤がつながっているところ、足の付け根の関節です。歩く時に使われる非常に大切な関節です。骨盤がゆがんでいるということは、股関節に左右差や前後差があるということです。


股関節にゆがみがあると、歩く時にギクシャクしたり、左右のバランスが悪かったりします。痛みや不調といった体への影響をはじめ、やる気が起きない、元気が出ない、集中力が続かないといった、脳や心の状態にも影響します。脳科学や心理学の研究が進むにつれて、体が心に与える影響も解明されてきています。



●改善エクササイズ


では、どうやってゆがみを解消すればいいのでしょうか?

これまでお伝えしたように、私たちは日常生活で、知らず知らず体をゆがませています。

毎日毎日、気がつかないうちに、ゆがみがクセになり、大きくなってしまうのです。

そして、こういった積み重ねでできたゆがみは、整体やマッサージで一時的に改善しても、長年のクセがついているので、しばらくすると、元に戻ってしまいます。


また、筋肉に骨盤や骨格を支える力がないと、せっかく整えてもらっても、立って、歩いているうちに、再び、姿勢がくずれ、ゆがみが起こってしまいます。


私たちは、二足歩行へ進化をした動物です。 大切なのは、その骨格を支える筋肉の力です。

そのためには、筋肉に正しく、強く動くための、筋力が必要です。そして、それは、自分で体を動かす以外に身につける方法はないのです。



では、タイプ2の方にオススメのエクササイズを1つご紹介します。

もちろん、これ1つだけですべての方が改善するものではありませんが、タイプ2のゆがみが気になる方は、ぜひ、試してみてください。


■両ひざ倒し 10回2セット


写真右上ののように足の形をして、両足を左、右へを左右交互にゆっくり、自然体に倒していきます。左右に移動する際は、真ん中で軽く止めると良いです。





●エクササイズを行う前に、まずは、自分の体を確認。

エクササイズを行った後に、もう一度、確認して、変化を感じてみてください。


1.自然体に立って、目を閉じます。

足の裏の体重のかかり具合を感じてみてください。


右と左を比べて、どちらか片方に体重が偏っていませんか?



2.自然体に立って、上半身をゆっくり右にひねります。

ひねれるところまでひねったら、そこで一旦ストップ!

元に戻して、真ん中まで来たら、一度止めて、今度は左へひねります。

右へひねった時と、左にひねった時で、感じが違うと思います。



今の感じを覚えておいてくださいね。


エクササイズを行ってから、もう一度、上記を行ってみてください。

きっと、違いを感じられると思います。


簡単なエクササイズですが、身につけると、自分の体は、自分で整えることができるようになります。



●もっと自分の体を知りたい。自分の体を自分で整える方法を知りたい。自分にあったエクササイズプログラムが欲しいという方は、個人セッション(パーソナルトレーニング)へどうぞ。

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今日も良い1日を!

健康ライフデザイン 水野 加津人

https://www.health-ld.com/



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